「三種の神器」ならぬ、「三種の人器」。

今日は「内廻し蹴り」と「外廻し蹴り」ってな、

とっても地味ぃな蹴りである。

けど、観てネ。

 

 

こんな地味ぃな蹴りを動画でアップするヤツもそうそういないと思うが、

咲心館の空手では重要な蹴りなので、無理やりアップするのである。

で、撮影の途中で、

「こうすれば、ちょっとは笑える動画になるかも!?」

と、閃いて、マジメに両手で蹴りを受ける構えをしてる奏ちゃんのお腹に

意表な蹴りを入れて、大爆笑を誘うという、ろくでなしの師匠である。

さすがである。

カメラで撮影してるkouheiくんも予想以上に大笑いしてくれたのである。

さすがである。

 

この蹴りは、あまり使わないっちゃ~使わないのであるが、

動画のようにやって本気で使えば、その威力は「わぁー、怖ぇー」のである。

ま、咲心館では、「相手をやっつける心は捨てちゃいな。」と、教えてもいるので、

こんな蹴りは要らねーのであるが、

「刀は抜かねども、磨き続ける。」

のが真の武道家である。

 

まぁ、それよりも何よりも、

この2つの蹴りは、何と言っても、

「肚力」

が、凄く育つのである。

この「肚力」とは、丹田とか氣とか深層筋とか内臓の筋力とか重心とか・・・

腹筋じゃねー腹の力のことを言うのである。

「中心力」

ワタシはそう思ってるのである。

自分の中心である。

なので、本心、真心もここにあるのである。

 

で、ここをこの蹴りの稽古で鍛錬を続けていくと

「肚力」が育っていくわけである、当たり前である。

そんで、蹴りだけじゃなく突きの威力も上がるのであるが、

さっきも言った通り、そんな蹴りや突きは必要ない時代であるから

稽古をやる必要がないってなことになってしまうのであるが、

「肚力」は、本心、真心でもあるからして、

本心や真心のパワーも育つということなんである。

 

「肚力」から出る本心の一番の有意義なパワーは、

「元気」と「勇気」

である。

これは何をするにも一番大切なものである。

それがあんなダラ~ンとした蹴りをやってれば、

めちゃくちゃ育つというのであるからやらなきゃ損である。

やれば、「肚が据わってくる」のである。

 

肚が据わってくれば、真心が顔を出しやすくなるのである。

その真心から出る一番の有意義なパワーは、

「思いやり」

これである。

 

で、「元気」と「勇気」と「思いやり」という、

「三種の神器」ならぬ、

「三種の人器」を持った人間になるのである。

 

そう書いてるオマエがさ、持ってねーだろーが。

え!?そーだっけ。

 

咲 心太郎

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