空手道場から人生道場へ♪・・・空手という脳と心の鍛錬は継続中!ってな話。

昼食を終えて一服してたら・・・

大学進学で県外に行った奏ちゃんとお兄ちゃんのSくんが

帰省して会いに来てくれたのである。

ホント、嬉しいね、こういうの。

で、空手に来てた頃は、よく試合後にお店に来て、

この兄弟とお父さんとワタシの4人で、

試合のビデオを観ながら反省会(お説教?)をしてたのであるが、

お店のテーブルを囲んで4つある椅子に座る位置が、

ずっと一緒!

今日も自然とみんながそれぞれ同じ席に着くのである。

いつからそーなったんだろ。

で、昔のことも思い出して懐かしい気持ちと

今日また久しぶりに会えた気持ちとで幸せな気分である。

 

これまでにチビッ子から大人まで、

たくさんのお弟子さんがワタシの空手に来てくれたのだけれど、

この兄弟のように空手の稽古を10年以上継続!したお弟子さんはわずかである。

お兄ちゃんが12年、奏ちゃんが14年で、

この奏ちゃんの14年が現在ではワタシのお弟子さんの中では最長記録である。

 

フルコン空手を創始したO総裁の言葉だったと思うけれど、

鍛錬とは

「鍛が千日」、「錬が万日」

鍛えるのが千日、錬るのが万日・・・

千日はおよそ3年、万日はおよそ30年、

それで鍛錬をやったということになるそーである。

 

これは、空手に限らず、

日本の伝統を受け継ぐようなモノ全てに当てはまると思うのであるが、

なかなか30年なんて・・・

いや3年すら続かないような人も多く見られるのである。

また

空手の世界では、空手の指導者となって続けても、

自己の鍛錬は疎かになる人も多いよーである。

 

で、変人の咲心太郎はというと、

武道歴31年ではあるが、

最初の10年は武道じゃなくて喧嘩道であったから・・・

実質は現在21年目で、もちろん己の修行は現在進行形である。

なので、「鍛錬」まで後9年であるが、

21年目の今でも、

空手の凄さや素晴らしさ☆

だんだんとわかってきてるのである。

ってか、続けねーとわからないことがたくさんあるのである。

 

道場を運営、または経営して、その継続が出来たとしても、

空手の伝統が受け継がれるわけではないのである。

道場長、指導者自身が自ら稽古修行を継続してナンボである。

また、試合やオリンピックで活躍することが空手の伝統ではないのである。

空手の伝統は技という身体の使い方とその心である。

単純に言えば、脳と心である。

 

で、奏ちゃんやSくんは、共に10年以上続けてきたのに

進学を機に空手から離れたわけであるが、

今日もこうして来てくれるのは、

師匠のワタシの心からは離れてねーということである。

で、そのワタシが鍛錬を継続中なんであるから、

そのワタシを信頼する2人も鍛錬は継続中になるのである。

ただ、

空手道場から人生道場へ♪

修行と活躍をする場が変わっただけである。

ワタシが鍛錬を辞めない限り、

また2人と心が離れない限り、

住むところが離れても、やってることは違っても、

2人は空手という脳と心の鍛錬は継続中!になるのである。

これが空手の伝統☆なんである。

そうして人は育つのである。

この話は、20年、ちゃんと続けたらわかる!のである。

で、2人の今後の人生での活躍が楽しみ♪である。

 

その前に、

帰省中の奏ちゃんと動画を撮って、

イジりまくってやるのである。

これも空手の修行である。

 

咲 心太郎

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