僕の空手は新時代に突入!?こうして、幸和流空手道 咲心館が誕生した・・・

近年、セクハラ、パワハラ、モラハラ・・・

ハラスメントというのが騒がしくなっている。

 

怒鳴りつけたら訴えられるこの時代に

「突き」や「蹴り」の稽古をやって強くなる必要なんてあるのだろうか・・・

 

空手とは「突き」と「蹴り」、これが基本だ。

 

何千何万回・・・と繰り返し、「突き」や「蹴り」を強くする。

もしもこの鍛えられた「突き」や「蹴り」を素人が喰らえば・・・

想像するには容易い。

間違っても友達との喧嘩なんかに使っちゃーダメだ!

(スポーツ空手)・・・

 

あちこちで大会が開かれる現代、チビッ子から壮年まで空手の大会は大盛況だ。

試合は勝ち負けを競うものだから当然のごとく選手たちは「突き」や「蹴り」を強化する。

相手を打ち負かし、試合に勝つためだけに。

ただ空手は他のスポーツと違って殴る蹴るだから、ある意味野蛮だから

「殴って蹴って相手に勝つ」そんな心を育てて本当に青少年育成になるのだろうか。

試合に挑む人には、指導者の精神がとても重要だと思う。

(護身術)・・・

 

こんな物騒な時代だから必要という意見も多い。

変質者に突然襲われたときには空手は役立つだろうと。

でも、自分を殺そうとするような特異な精神状態の人間を目の前にして

冷静に普段の空手で応対出来る人間っているのだろうか。

仮にやれたとして殺意を持った人間を抑えるには

それ相応の相当なダメージを相手に与えなくてはならないだろう。

だとしたら、いくら正当防衛とはいえ「言葉の暴力」で裁かれる時代に

「手足の暴力」で相手を制圧してもいいのだろうか。

(新時代)・・・

 

これからの空手は変わらなければ生き残れないような気がする。

相手にダメージを与えるような「突き」や「蹴り」は、もういらない。

刀が廃止になったときのように・・・。

じゃー、「突き」や「蹴り」の稽古を何のためにやるのか?

どんな「突き」や「蹴り」を磨いていくのか?

「突き」や「蹴り」のない空手でもやるのか?

そんな自問自答の日々に答えが出た。

その答えは果たして正しいのか・・・

新たな問いが生まれて

幸和流空手道 咲心館が誕生した・・・

その答えはまた未来が運んで来てくれるサ。

磨いだ刀は鞘におさめ、死ぬまで絶対に抜かねーゾ。

 

咲 心太郎

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