この人間社会というのは、
師匠と弟子、社長と社員、親と子、先生と生徒、お客と店員・・・
まぁ、ありとあらゆるところに
上下関係
というモノが存在するのである。
しかし、実存の世界、
実際には人間関係だけではなく、動物や植物、鉱物とでさえも、
上下関係
なんて、どっちが上でどっちが下なんてないのである。
が、心を持った人間である以上は、
上下関係はなくてはならないモノなんである。
しかし、
近代人の心では、
社長をバカにする社員や、先生をバカにする生徒・・・
そして、
社員を見下す社長や、生徒を見放す先生・・・
まぁ、
上下関係というモノがわやくちゃになってしまったのである。
で、ワタシ、咲心太郎は、
咲心館の館長、つまり一家の長になったのであるが、
現代の空手道場においても、
昔のような道場の師弟関係なんてモノは、
絶滅の危機である。
昔のような師弟関係を築こうとすれば、
弟子になるような人はいないであろーし、
ジムのように自由な関係にすれば、
師弟関係は築けねーわけである。
で、多くの方が空手家じゃなくて、空手屋になって、
先生と生徒、もしくは店主とお客ってな関係になるのであるが、
ワタシは師弟関係の空手家でありたいのである。
やはり、武道は技や稽古を通じて心を伝えるものだと思うからである。
で、師たちから教わった心、伝えられた心を教え伝えたいのである。
と、言っても、ワタシがいくらそれを望んでも、
お弟子さんが望まなければ実現しないのである。
師弟関係とは互いに自主的なモノで強制的なモノではないのである。
なので、我が咲心館では、
その館長の咲心太郎は、
師匠と弟子、先生と生徒、店主とお客
この3つのコース♪を自分の心の中に設けてあるのである。
で、
咲心館は、
空手道場であり
空手の学校であり
空手屋さんであり・・・
と、
どんな人の心にも対応するのである。
これを「三位一体の道場」って言うんかね。
言わんだろ。
咲 心太郎
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