海外での過酷な労働から、空手と師匠が僕を救ってくれた話 Part②

今日は昨日のブログの続きでございます。

 

まだ、昨日のブログを見ていない方は↓から

海外での過酷な労働から、空手と師匠が僕を救ってくれた話 Part①
僕は、 一年ほど前、 カニの会社で働いていました。 この会社は、 以前勤めていたゴルフ場を辞めた後に、 友人の紹介で、 入社した会社でした。 主な仕事内容としては、 カニの配達や、 カニの加工、 冷凍庫にある在庫の整理整頓など、 いろんなこ...

 

カナダに行くことになったのは、

4月の始め頃でした。

 

出航当日は、

朝の8時くらいに小松空港へ母に車で送ってもらい、

東京の羽田空港へ行き、

羽田空港で待ち合わせをしていた上司2人と合流し、

カナダへ向かいました。

 

一人は、カナダに限らず、フランスや北朝鮮など、様々な国で海外指導を40年?以上続けてきた大ベテランの70歳の上司

もう一人は、僕とベトナムや中国に一緒に行った、海外指導7年ほどの30歳の上司でした。

 

この人達から、いろいろ教えてもらって、この仕事でご飯を食っていけるようになってやる!

 

そんなことを思い、ワクワク・ドキドキしながら、

僕達3人は、カナダ行きの飛行機へ搭乗しました。

 

カナダに着くまでに、

小型の飛行機も入れると、4機を乗り継いで行きました。

 

1機2機ならまだしも、

4機も乗り継いだことは無かったので、

めちゃくちゃ疲れました。

 

そうして、

なんとか無事に、

カナダの「モンクトン」という地域に着いたのですが、

僕達が3ヶ月間、仕事をする仕事場まで、

車で片道3時間ほど運転する必要がありました。

 

その日はもう深夜2時とかだったので、

近くにあったホテルで一泊し、

次の日の朝、近くのレンタカー屋さんで車を借りてから、

行くことになりました。

 

次の日、

朝の6時くらいに起床して、

レンタカー屋さんに向かいました。

 

そうして、

無事に車を借りられた僕達は、

片道3時間の仕事場へ向かい走り出しました。

 

ちなみに、

海外の車なので、

左ハンドルだったのですが、

「習うより慣れろ」だと思い、

この片道3時間かかる道を、

上司に頼んで僕一人で運転しました。

 

始めは少し違和感や、

恐怖心があったのですが、

1時間も運転したら、

すぐに左ハンドルに慣れることができました。

 

ただ、ウィンカーとワイパーは、右左折する度に間違えていました(笑)

 

そんなこんなで、

仕事場から徒歩1分もかからないところにある、

3ヶ月お世話になるペンションへ到着しました。

 

いかにも、

「アメリカ人が住んでいます!」

みたいな感じのペンションでした。

 

そうして、

ペンションに荷物を置き、

それぞれの部屋の割り振りが終わった所で、

近くのスーパーへと買い出しに出かけることに。

 

なんでも、

70歳の方の上司が、

自慢のパスタを作ってくれるらしく、

その材料を買いに行きました。

 

カナダのスーパーは思っていたよりも普通で、

日本のスーパーとほとんど違いがありませんでした。

 

ただ、ラクダの肉や、

ワニの肉など、

様々な動物の肉が売られていました。

(ちなみに、ラクダの肉を試しに買ってみたのですが、汗臭い味がして最高に不味かったです orz)

 

そうして、

スーパーで買い物を済ませ、

ペンションへ帰宅しました。

 

ペンションへ着くなり、

上司が早速、

パスタの調理に取り掛かってくれました。

 

その間、僕はやることがなかったので、

家の中を散策したり、

スマホをイジったり、

置いてあったピアノを触って、

「猫踏んじゃった」を弾いたりしていました。

 

そうして、

1時間ほどで、上司特性のパスタが出来上がりました。

 

そのパスタは、

二枚貝や、玉ねぎ、ジャガイモ、セロリなどが入った、

いわゆる、「クラムチャウダー」と、

パスタを混ぜ合わせた物でした。

 

僕自身、

クラムチャウダーを食べたことが無かったので、

本当に美味しいのかな・・・

とは不安に思っていたのですが、

実際、口にしてみると、

めちゃくちゃに美味しい!!!

 

初めて食べる味に、感動したのを今でも覚えています。

 

そうして、

長旅の疲れを癒やすには最適なパスタをごちそうになり、

食卓で3人で話していると、

いきなり、

とてつもない睡魔が襲ってきました。

 

そう、これが俗に言う、

時差ボケ。

 

アジア系の国に行ったときも多少は時差ボケを感じて、

「眠いな〜」と思うこともあったのですが、

大体3時間ほどの時差だったので、

そこまで気にならなかったのですが、

カナダの時差は、なんと13時間もあるわけです。

 

そんな長旅の疲れか、

それとも、初めてのカナダで緊張して、

気を張っていた糸がぷっつり切れたのかは分かりませんが、

上司が何か話しているにも関わらず、

コクッコクッと、

寝ないように首を保っていることで、

精一杯なくらいの睡魔が襲ってきました。

 

そんな僕の姿を見てか、

上司は僕にすぐに寝るように言ってくれました。

 

そうして、

お風呂にも入らずに、

割り振られた自分の部屋に行き、

泥のように眠るところから、

僕の地獄の3ヶ月が始まることになりました・・・

 

Part③へ続く。

 

咲 心次郎

コメント