空手など武道の世界では、師が形を教え、武の理を教え、それを弟子が学ぶのである。
弟子は稽古を繰り返し形を身につけながら武の理を理解するのである。
そうして、いつの日か、この形や理を超えた、言葉に出来ない教えに気づくのである。
そんで、そこからが本当の始まりなんである。
が、ここまで来る弟子はもちろん、ここまで来させる師が絶滅危惧種の日本である。
何故だか幸運にも、ここまで行く素質があったワタシは、20年ほど独学で学び、
ついに言葉に出来ない教えを持った師に出会い、ソレをいただけたわけである。
昔から師が伝えるソレを「以心伝心」と言うのだけれど、
ワタシの場合は「以魂伝魂」だったのである。
自分の心の外にある、魂レベルでの伝授である。
初めて会ったその日にいきなり伝授である。
形も理も・・・何もないのである。
何もないのにワタシの求めてきた全てがあったのである。
しかし、コレが何なのか?まったくわからないのである。
言葉で表現出来ないし、ワタシを知る者の誰もが、
このワタシの大きな変化がわからないという、自分も他者もわからないのである。
師はコレを「愛♡」と仰るのである。
そんで、それからのワタシは、コレが何なのか?を追求する日々である。
それまでは、本当にソレがあるのか?と追求の日々であったのだけれど、
ソレが見つかっても、ソレが何なのかわからないのである。
そんで、氣なども独学で学びながらやってきたのであるが・・・
先日、たまたま、この師の講演会の動画を見つけて観たのであるが、
ワタシには全く関係のない世界の話なのに、ソレが何なのか?が、わかったのである。
「以魂伝魂」って、スゲーね。
で、その答えは、
なんもないけどすべてがある。
だったのである。
で、今日は、もうすでにソレが何なのか?またわからないのである。
ホントに不思議である。
でも、やっぱりスゲー師なんだと、改めて今さらながらわかったのである。
「死を探すより師を探せ。」である。
「死に会う前に師に会え。」である。
必ず、あなたに合う師は存在し、この世のどこかであなたを待っているのである。
「迷子の迷子の子猫ちゃん♪あなたのお家はどこですか♪」
「お家を聞いてもわからない♪名前を聞いてもわからない♪」
「泣いてばかりいる子猫ちゃん♪」
この唄は、師に会う前のワタシのことを歌ってたのね。
「犬のおまわりさん、困ってしまってワンワンワンワン・・・♪」
ワンワンワンワンって、1111、咲心館の設立記念日なんである。
こんなに深イイ唄♪だったのね。
迷子はお家さえ見つかれば、泣き止むのである。
迷子は咲心館においでーである。
さらに迷子になるのは言うまでもないのである。
咲心館は迷子の集まりなんである。
咲 心太郎
コメント