Tの試合に思う・・・

今日は、高校1年のTが、久しぶりの試合に挑んで・・・

出場者3人の総当たり戦で1勝1敗!で、準優勝☆だった。

負けた試合も、

手数が少なかったくらいで、別にやられた感じもなく、

勝った試合に限っては、

体重差30kg以上の一般男性が相手だったから

あっぱれ☆である。

ってか、

このTは、

前道場時代の小学3年生の時から

ボクの空手に来ている子で、

とても、心が優しくて、

また、

とても、個性が豊かな子なのであるが、

それが、

当時の学校の先生とお医者様に「少々問題アリ!」と

ありがた~いご評価を受けて、

それで、

空手を始めたのである。

ボクは、

「コイツのどこが、おかしいんじゃ?」

と、メラメラと怒りを覚え、

このTが、

何の問題もない!ことを空手で証明する!

で、

Tの伯父さんで、ボクのお弟子さんのMくんと2人で、

ずっと、一緒に稽古をがんばって来て、

今日という日☆を迎えたわけである。

この試合でのTの勇姿を

あのクソ評価とクソ診断をした、

クソ先生たちに見せてやりたい。

小学生のTを見下したオマエらの人生やその生き様とその心は、

もう、今のTに負けてるよ・・・

ざまぁみろ。w

ってか、

あの評価とあの診断のおかげで

空手をがんばって来れたのだから

感謝しないといけませんかネ?

って、

わたしは、

まだまだ、

そんな立派な心は持ち合わせてはおりませぬ。w

 

前道場時代は、

たくさんの子供たちも指導してたのであるが、

試合での活躍を目指していない子じゃない限り、

そのほとんどは、

中学生になると部活を優先して、

空手を辞めちゃうのである。

まぁ、

部活は、ある意味では、「義務」的なところがあり、

中学校で部活をやらない「帰宅部」は、

決して、

先生や世間様から良い評価はもらえないのである。

で、

空手は、「やる必要がない」ことであるから

みんながそーするのは、当たり前である。

が、

このTは、

試合に出るわけでもなく、

それどころか、

小学生の時は、

真面目に稽古をするわけでもないのに!

高校生になった今も、

空手を続けているのである。

で、

今は、

その稽古の時は、

めちゃくちゃ真剣にやる!のである。

いつも、フザケながら稽古をしてたTなのに!

いつの間にやら

勝手にそーなったのである。

で、

どんどんと教えを吸収して、

どんどんと良くなってる・・・

人間は、

皆、こーなるよーに出来てるのである。

 

「義務」的なことに

一生懸命になる人生と、

「やらなくてもいい」ことに

一生懸命になる人生では、

「義務」的なことをちゃんとやる子は、

当たり障りのない人生を歩めるかも知れんが、

生涯、

その心が「義務」的にしか生きられなくなって、

どんなに上手く行った人生であっても

いつだって、

幸せに思えないのである。

一方、

「やらなくてもいい」こと・・・

つまり、

自分が「やりたいこと」を一生懸命になれる子は、

順風満帆なんてあり得ない!という人生において、

必ず、

その中で、成長を続け、

その心は、

やがて、

小さな幸せに

大きな歓びを感じれるよーになるのである。

 

なんて言ってる、ボクも、

「やらなくてもいいこと」

と、

「やらなくちゃいけないこと」

と、

「やりたいこと」

と、

「やりたくないこと」

これが、

いつの間にか、

「義務」的なことを「やりたいこと」と思ったり、

「やりたくて」始めた、「やらなくてもいい」ことが

「義務」的になっちゃってたり・・・と、

頭の中で、ごちゃ混ぜになってさ、

ずっと、

本当に「やりたいこと」が、

わからんままに生きて来たよな~。

ま、

今もまだ、

よくわかってないけど、

「やらなくちゃいけない」

「義務」的なモノは、

一つも無い!

って、ことだけわかった。

人生では、

誰もが、

自分が「やりたいこと」だけを

やってるのである。

で、

自分が

「なりたい」人間に

すでに

「なってる」のである。

 

咲 心太郎

コメント