海外での過酷な労働から、空手と師匠が僕を救ってくれた話 Part⑥

今日も昨日のブログの続きなので、

飽きずに読んでいただければ幸いですm(_ _)m

 

Part①↓

海外での過酷な労働から、空手と師匠が僕を救ってくれた話 Part①
僕は、 一年ほど前、 カニの会社で働いていました。 この会社は、 以前勤めていたゴルフ場を辞めた後に、 友人の紹介で、 入社した会社でした。 主な仕事内容としては、 カニの配達や、 カニの加工、 冷凍庫にある在庫の整理整頓など、 いろんなこ...

 

Part②↓

海外での過酷な労働から、空手と師匠が僕を救ってくれた話 Part②
今日は昨日のブログの続きでございます。 まだ、昨日のブログを見ていない方は↓から カナダに行くことになったのは、 4月の始め頃でした。 出航当日は、 朝の8時くらいに小松空港へ母に車で送ってもらい、 東京の羽田空港へ行き、 羽田空港で待ち合...

 

Part③↓

海外での過酷な労働から、空手と師匠が僕を救ってくれた話 Part③
今日も今日とて、昨日のブログの続きでございます。 まだPart①を見ていない方は↓から まだPart②を見ていない方は↓から カナダに無事に着き、 時差の影響で、 とてつもない睡魔に襲われ、 泥のように眠ってしまった僕は、 部屋の窓のすき間...

 

Part④↓

海外での過酷な労働から、空手と師匠が僕を救ってくれた話 Part④
今日も昨日と同じく昨日のブログの続きでございます。 Part①は↓ Part②は↓ Part③は↓ カナダに着いてから1ヶ月が経ち、 カニの漁が解禁となりました。 いよいよ次の日から、 工場が本格的に始動し、 カナダでの仕事が始まるのです。...

 

Part⑤↓

海外での過酷な労働から、空手と師匠が僕を救ってくれた話 Part⑤
「今日もかよ。」 と言われそうですが、 今日のブログも昨日のブログの続きでございます。 Part①↓ Part②↓ Part③↓ Part④↓ 14時間労働が休み無しで20日以上連チャンしていたころ、 精神的にも、肉体的にも、 大変だったけ...

 

70歳の上司にブチ切れられてからは、

その上司の言う通りにして、

怒られないように、過ごしていたので、

なんとか上司の機嫌を取り戻せました。

 

そうして、

またブチ切れられないように、

仕事をしていた僕は、

「これ以上は何も起こりませんように。」

と願いつつ、

仕事をしていました。

 

しかし、

そう簡単には、

終わらせてくれないのが、

地獄に住む悪魔さん。

 

70歳の上司にブチ切れられてからは、

波風立てずに、

言われることに従って、

仕事をしていたわけなのですが、

僕の元へ、

新たなる地獄からの刺客がやって来ました。

 

その日も、

いつもと変わらず忙しい日で、

僕達、日本人も、

カナダ人に混ざって、一緒に仕事をしていました。

 

この日の僕の主な仕事内容としては、

生の状態のカニを計量し、

重さごとにサイズを分けて、

箱詰めするというもので、

僕は、

ワーカーさん達に紛れながら、

作業兼、監視兼、指導をしていました。

 

すると、

いきなり、30歳の上司が来て、

「そんな所に突っ立てないで、もっと動いてくれん?」

と、言われました。

 

「え?今、この人にカニの詰め方とか測り方を教えているんですけど・・・」

と、返すと、

 

「いやいや、そこは人いらないから、こっち来て、カニ運んでよ」

と、少しイラついた口調で、言ってきました。

 

「は、はい・・・」

内心、めちゃくちゃ「???」だったのですが、

上司がいらないというなら仕方がありません。

 

そうして、

その30歳の上司が監視、指導をしていた場所へ行きました。

 

そこでの仕事は、

搬入されてきた生のカニを、

黒い、縦60cm、横1m以上ある箱に入れて、

僕が元々監視していた場所へ運ぶというものでした。

 

ちなみに、

この箱の重量は、

生の水分をたっぷり含んでいる、

カニさんがパンッパンに詰まっていたので、

20キロ近くありました。

 

しかし、

僕が行っていた地域には、

男の人がほとんどいなかった

こともあり、

ほとんどが、

おばちゃん

のワーカーさんでした。

 

なので、

この20キロ近い箱を僕の担当していた場所まで、

運ぶ人間が数人で、

しかも、

60歳を超えたおじちゃん

しか、いなかったのです。

 

(たしか、2人だったかな。)

 

そこで、

男で、

まだまだ、ピチピチの20代で、

空手をやっている僕が、

その肉体労働に抜擢されたというわけです。

 

まぁ、ここまでなら、別に良いんですよ。

 

上司に命令されるのは、

部下だったら当たり前のことだし、

仕事に関しては、

手を抜かない

と決めていたので、

仕事もしっかりとやります。

 

しかし。

 

僕が30歳の上司の場所で、

肉体労働を始めてから、

30分ほど経った頃・・・

 

20キロ近くある箱を必死こいて、

台車に積み、

僕が元いた場所へ持って行った時、

そこで僕は、

おかしな光景を見てしまいました。

 

それは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Part⑦へ続く。

 

咲 心次郎

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